これから地方へのUターンやIターンといった、移住を検討している方もいるはずです。移住の目的や動機は人それぞれですが、成功体験だけでなく失敗するケースがあるのも事実です。したがって事前にメリットやデメリットについて、十分に理解しておくことが求められます。まず地方は何かと物価が安い傾向があると言われ、様々な面で費用を安く済ませることが期待できます。
特に大都市部に比べて地価が安い傾向が強く、これから地方で戸建ての新築住宅を建てる方には、建築費等で大きなメリットがあるかもしれません。また生活費についても、色々なメリットが考えられます。例えば食費については、海に近いエリアであれば鮮度の良い魚介類が安価で購入できたり、農業地帯であれば多種多様な野菜を安く手に入れることも可能です。もちろん地域によって物価の事情は細かく異なるため、事前に移住先の物価について十分に調べておくことが肝心です。
地方へ移住するメリットは、お金の面だけではありません。自然豊かな海や山が近ければ、精神的にもリラックスした暮らしがしやすく、身体を動かす機会も増やせるため、健康面で大きなメリットが期待できるでしょう。しかし地方へ移住するにあたっては、デメリットにも目を向ける必要があります。例えば仕事が少ないこともその1つ。
都市部に比べて企業の絶対数が少ない上、職種も限定されてしまうので、なかなか仕事が見つからないケースも珍しくありません。もう1つ忘れてはならないデメリットは、都市部に比べて公共交通機関が劣ることです。仮に鉄道や道路が整備されていても、列車やバスの本数が少ないこともよくある話。このため日常生活ではマイカーが必須になる確率が高いと言えます。